前回、私が台北で見た日本ボクシング連盟の様子を紹介いたしました。
今日の報道を見ていると、さらに進み岐阜のインターハイ会場で、岐阜ボクシング連盟の四橋英児会長があいさつで、山根明会長とその周囲の方に辞職勧告を行ったそうで、事態の収拾がなかなかつかない感じになってきています。
山根会長に関する記述は、こちらで触れましたが、今回はこの部分について踏み込んで紹介いたします。
一方で、山根会長の存在感、威圧感は他の関係者と比べると、「他の追随を許さない」というのが当てはまるくらいで、私も台湾側の関係者に付き添いでお会いした時も圧倒されっぱなしだったのを今も覚えています。
私が山根会長にお会いしたのは、2011年の第1回大会の懇親会に取材で訪れた時のことでした。
その時、山崎静代さんも出席していたので、日本のマスコミ関係者も来るのかな…と思っていたのですが、覚えている限り1、2社が来た程度でした。今振り返るとそのためだと思うのですが、台北市ボクシング協会の広報担当の方は私を探し、
「山根会長にお礼を伝えたいので、通訳役として一緒に来てくれませんか」
と声をかけてきました。
私も撮影を止め、少しだけならと思い、
「いいですよ」
と言い、一緒に山根会長の席へ向かいました。
緊張しながら、前出の担当の方と一緒に山根会長に簡単なあいさつを行い、流れに身をまかせるような感じで感謝の言葉を伝えました。山根会長は、聞いてはいるような様子でしたが、全く動かず、無反応で、じっと前を見つめているだけでした。
台湾側の感謝の気持ちは、見ている限り伝わっているようなのですが、それに対するお返しの言葉は全くなく、また、私の方を見ることも一切なく、一方通行に終わったような感じでした。
それ故、
- 山根会長の存在感、威圧感は他の関係者と比べると、「他の追随を許さない」というのが当てはまるくらい
- 圧倒されっぱなし
と書き込んだ次第です。
蛇足ですが、山根会長が席を立ち、会場を後にすると同時に、他の方々も席を立ち、会場を後にしていたのも思い出しました。
それにしても、この騒動は、いつ、どのような形で収束に向かうのでしょうか。