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私を見よ!
冒頭で、「今、外からあれこれ聞こえていますが、大丈夫です。気になさらないでください。今、私がここで話していることをしっかり聞き、ご判断ください」と述べ、無視しました。
演説中、李婉鈺氏だけでなく他の候補者について触れるどころか名前を出すことも一切ありませんでした。
過去の実績、自分と政党がが目指していることを丁寧に述べ、理解を求める演説に終始しましたが、その姿勢には好感が持てました。
過去、自分が見てきた台湾の選挙活動は、どこもかしこもライバル陣営をけなし、自分たちがいかに優れているかをアピールするだけのものという印象でしたが、2016年の総統・立法委員選挙以降、変わってきているように見えました。
吳思瑤立法委員の場合、台北市議会議員を2006年から2016年まで務め、2016年の立法委員選挙で初当選を果たし、この時に至るまで長い議員の経験があるからだと思うのですが、対立候補の御し方が巧みというか、相手からのつまらない小言には一切付き合わないというか、堂々としていて、頼もしさとたくましさがありました。
応援に駆けつけた党幹部のみなさん(上の写真の方々)は、きっとほっとされたことでしょう。
集会終了後は、壇に駆け寄った熱心な支持者たち一人一人と握手を交わし、支持を呼びかけました。
雑感
以前、ここでも李婉鈺氏について触れましたが、こういう形で出てくるとは思ってもいませんでした。ただ、この日の登場の仕方を見て、小学生の演奏会後に学校の正門前にいた人たちは、選挙活動中だったんだなぁ…と実感しました。
挑発しているつもりだったと見られますが、その効果は…
次回以降、触れていきたいと考えています。