帯広へ行くと、必ず見かける豚丼のお店。私が以前帯広へ行った時は、何度もお世話になりました。その時は、旧正月の休みだったこともあってか、聞き慣れた中国語があちこちから聞こえ、台湾人観光客にも知られるほど「豚丼」はメジャーな食べ物になったような気がします。
その豚丼が家庭でも再現できる便利アイテムが、「ぶた丼のたれ とん田特製」。行列ができる人気店「ぶた丼・とん田」のたれの味を小瓶に詰めたものです。
小瓶に添付されているしおりには、「美味しいぶた丼の料理方法」というものがあり、それにならって調理しました。
しおりに記載されている調理法と違うとしたら、豚肉は、通常のスライスのロース肉、オリーブ油を使用、臭みを取るための日本酒を使用しなかったという点で、それ以外は再現できました。
こちらも新得そば同様、台湾人の知人と試食してみましたが、その感想は以下の通りです。
- しょう油のしょっぱさがなく、甘味がしっかり出ていておいしい。
- 安物のタレだと、どうしてものどが渇いてしまい、水が欲しくなってしまうけど、これはその心配がない。
- ご飯は絶対必要!(ご飯がなかったので、その後、残った新得そばと一緒に豚肉をかきこんででいましたが、「これ、もっとおいしい!」と絶賛していました。新たな食べ方登場?)。
- 2種類のしょう油と北海道産の甜菜糖といった天然の素材を使っているのも魅力。
おおむね好評で、ネットショッピングにある1本500〜600円という価格を紹介したら「これなら買う」ということでした。
試食した感想は、私も知人と同じ。
調理した立場で感想を述べると、しおりにあるレシピ通りに作れば、帯広で食べた豚丼を気軽に再現できるのがいいです。ただ、ロース肉はスライスよりも5mmくらいに切ったものの方が、焼き具合も味も調整しやすいように思います。
レシピにもありますが、
ポイントは、タレを煮詰めることと、豚肉をたれで煮込まないことです
たくさんの豚肉を焼くと煮込んだ状態になるので、少量で調理してください
は、味を再現するために最大限注意してほしいところです。
また、手順2にある
豚肉をフライパンから出し、空のフライパンにぶた丼のタレを入れて煮詰めます
という記述も、病みつきになる豚丼のとろみのある甘辛いタレを再現するために大変重要なものです。水のようなタレになってしまってはおいしさが半減してしまうので、ここにも注意できるといいと思いました。
*十勝の代表的な食については、こちらのデジタルカタログをご覧ください