ブログの更新が滞っており、申し訳ありません。
その代わりと言ってはなんですが、ツッタカター…ではなく、ツイッターの方は継続して更新しておりますので、そちらをご参照ください。
この時のまっすぐで一途な姿が今でも忘れられません。
「絶対に失ってはならない何か」を教えてもらったような気がしました。#上原浩治 #kojitime
https://t.co/YqkvHTcMUk— 髙原成龍 (@seiryutakahara) 2019年5月20日
ツイッターでも↑のような形で触れましたが、ツイッターでは足りない気がしたので、こちらで記します。
上原浩治さんが現役引退を表明しました。
引退会見を行いましたが、涙を流している姿を見ていると、純粋で素直な一面がうかがえるような気がしました。
上のツイートで紹介した記事の出来事に、それがすごく出ていたと思います。
そのコメントに、
その一方で、あの日だけはスポーツニュースなどで、タイトルは何か、みたいな論議をしてくれていたのはありがたかった。これから醜いタイトル争いはなくなるのだろうと、思った
とあったのですが、純粋な思いでマウンドに立ち、打者と勝負してきた上原さんだからこそ議論になりえたんだろうと思います。いわゆる「大人の事情」とやらに簡単に屈してしまいがちなところを、真っ向から立ち向っていった上原さんの姿は今も忘れられません。その当時、頼もしく映ったと同時に、半分ニート状態でくすぶっていた自分に勇気を与えてくれたように感じていました。
ツイートでは「絶対に失ってはならない何か」と書き込みましたが、それは「相手や立場に関係なく、悪いものは悪い、おかしいものはおかしいと主張する勇気」であり、「子供の頃に抱いた純粋な気持ちはどんなことがあっても抱き続けろ」です。
ただ、上原さんの歩みを見ていると、不器用な一面もあるようで、大学受験時に1年浪人したことや、記者たちの質問にぶっきらぼうに対応すること(そう見えるし、そう聞いたこともある)などに出ていたように思います。
それでも、その不器用さも武器に変え、自分が信じた道をひたすら歩んでいった姿は、私自身、本当に見習うことが多く、お手本になりました。
会見の内容からは分からなかったのですが、プロ野球選手としてのターニングポイントは、2007年のクローザー転向かな、と思います。私の記憶が確かなら、クローザー転向は抵抗があったようで、当時の原辰徳監督(今もですが)が本当に気を遣って説得したそうです。ただ、これがなかったら選手としての幅も視野も狭まり、MLBで経験したワールドシリーズ制覇も、20年以上プレーし続けることもできなかったのではないかと見ています。
2018年に巨人に帰ってきて、1軍でも投げていましたが、痛打されることが多くなり、MLBの球団が契約を結ばなかった理由がはっきり分かる状態で、見ていて辛かったと同時に真剣に引退を考え始めるのかなぁ…と漠然と思っていました。
そうして迎えた2019年5月20日。
朝、起きて情報をチェックしていたら「上原引退」という文字と写真が出ていて、「ああ、その時が来た」と思いました。
まっすぐで一途、それでいて素直で正直でいられる上原さんの姿は、これから先絶対に忘れることはありません。
上原さん、お疲れさまでした!