遂に登場! ラスボス現る!

応援に駆けつけた蔡英文総統 (タスキをかけている呂孫綾立法委員の左)
小英總統!
…失礼しました。蔡英文総統(「小英總統」は愛称です)が登場しましたが、その様子は千両役者の登場でもあり、ラスボスの登場のようでもありました。この時から、蔡英文総統は単に「総統」としてではなく「蔡英文」と言う人として進化し、成長を続けているのが分かるような気がしました。

応援演説を行う蔡英文総統 (中央の演台で話している女性、蔡総統から左は余天立法委員、右は呂孫綾立法委員)
演説に力強さが生まれ、どこか流れるような感じで話していたのが、聴衆を意識し、聞かせどころをしっかり強調し、抑揚の付け方も指導を受けたのか非常に巧みで、呂孫綾立法委員をうまくカバーしていたように見えました。また、演説時にライバル陣営のことに触れることは全くなく、応援している候補者の良いところをしっかりアピールし、印象に残るように配慮して話していました。
ただ落ち着き払った演説だった2012年の選挙時からは大きな変貌を遂げ、ラスボス感がものすごく漂った演説に映りました。

演説終了後、来場者に手を振る蔡英文総統(右から5人目の黒い上着)、呂孫綾立法委員(蔡総統の右側)、余天立法委員(蔡総統の左側)
演説終了後は、過去何度も聞いてきたシュプレヒコールで締めくくり、蔡英文総統らも来場者に手を振って応えました。
通常だと、これで終わるところですが、この時は違いました。
それは…

呂孫綾立法委員(右)を激励する余天立法委員(左)
余天立法委員の存在。余天立法委員は元々は歌手と番組司会者として名前が知られている芸能人で、知らない人はいないくらいの方です。政治とのつながりは2008年の選挙からで、当選後、2012年の選挙には落選したものの、2016年の選挙では当選。
この当時は新北市第三選挙区(新北市三重區の103地域)選出の立法委員として、また呂孫綾立法委員と同じ候補者として登壇しました。
蔡英文総統が登壇している際は、同じ立場の応援者でもあり、また候補者として激励を受ける側でもありました。
それもあってか、蔡英文総統が降壇後も壇上に残り、呂孫綾立法委員を応援しました。応援は演説に留まらず…

歌を披露する余天立法委員(左)
歌もしっかり披露していきました。
「歌手」は、このようなところで非常に有利に働く印象を受けました。この時は知りませんでしたが、後で呂孫綾立法委員が新北市第一區で不利な状況に陥っていることを知り、蔡英文総統が応援に駆けつけ、少し離れた選挙区の余天立法委員が駆けつけたのがうなずけるシーンとなりました。
呂孫綾立法委員の選挙活動の様子は、これで終わりです。
次回も選挙活動の様子を引き続き紹介していきます。
*参考