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台湾で見た公園図書館  その1

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公園+図書館=新しい文化の創生?

あいさつを行う吳思瑤立法委員

あいさつを行う吳思瑤立法委員(9月1日)

前回、紹介した教育説明会を主催した吳思瑤立法委員のfacebookで見かけた「公園図書館」の企画。日本だと公園に図書館の建物があり、そこで本に触れる、という感じだと思います。ところが、facebookを見ていると、地域にある小規模の”憩の場”のような感じの公園で企画されたものなので、どんな感じなのだろうか、と思い、気になって様子を見にいくことにしました。

全部で10カ所に設けられた「公園図書館」。どのような感じなのか、以下、紹介します。

9月1日・蘭興公園(迷路)

和太鼓も披露

和太鼓も披露

最初に訪れたのは、こちら。

テーマは「迷路」ということですが、迷路は地面に刺したポールによって再現されていました。迷路の途中に本棚が設けられ、そこに地域の人たちから寄贈された本が置かれ、本を手に取れるようになっていました。

公園では、動き回って遊ぶ散歩するベンチに座ってのんびりする以外に、本を手に取りコミュニケーションできる新たな文化環境を作るために、地域の「里」と呼ばれる「里長」と話し合い、地域の人たちから整備と設備の費用を寄付で集め、こちらの公園を含め、10カ所で公園図書館を設置することになった、ということでした。

記念撮影時、台北市議会の黃郁芬議員(当時、時代力量所属)も吳思瑤立法委員の右に

記念撮影時、台北市議会の黃郁芬議員(当時、時代力量所属)も吳思瑤立法委員の右に

開幕セレモニーには、「里長」だけでなく、設計した設計士、協力した大学教授らが出席し、地域の和太鼓奏者が演技を披露し、華を添えました。

来賓で気になったのは、台北市議会の黃郁芬議員が出席していたこと。事務所が公園の向かいにあることも関係があるかもしれませんが、この当時の黃郁芬議員は立法院で第三勢力になっていた「時代力量」所属。この頃の「時代力量」は2016年の選挙で協力体制にあった与党の民主進歩党(民進党)との関係が芳しくなく、独自路線を歩んでいた印象があったので、そこの所属議員が民進党所属の吳思瑤立法委員が呼びかけた活動に顔を出していたのには、少し驚きました。
黃郁芬議員は、自分の選挙区と関係がある公園図書館の開幕セレモニーにも顔を出していましたが、今振り返ると、「時代力量」も2016年の立法委員選挙で5議席増やした時のような一枚岩になっておらず、独自路線の執行部と民進党寄りの人たちと意見や考え方が分かれていて、修復も困難になっていたんだなぁ…と思いました。実際、昨年8月に同じ時代力量所属の台北市議会の林穎孟議員と一緒に離党しており、その見方が間違っていなかったことを実感しました。

 

9月7日・立農公園(箱をひっくり返した図書館)

立方体の木箱で作った本棚兼遊具施設

立方体の木箱で作った本棚兼遊具施設

「箱をひっくり返した図書館」は直訳感覚ですが、要は立方体の木の箱を本棚にし、椅子にもなり、遊具にした感じの施設です。本は、半透明のアクリル板のところに入れるようになっています。児童用の本は低い棚に、成人用は高い棚に入れ、大人も子供も気軽にその場で読書ができるように工夫されていました。

9月14日・長安公園(長安緑書亭)

公園図書館をバックにあいさつを行う吳思瑤立法委員

公園図書館をバックにあいさつを行う吳思瑤立法委員

こちらは、既存の施設を活用し、本棚、ベンチ、テーブルなどをつけ、雨が降っても気軽に本に触れたり、集まって話し合いをしたり、いろいろな楽しみ方ができる施設に変わっていました。

9月21日・榮光公園(小さな楓の下の開学)→雨天で10月5日午前に順延

別の公園の公園図書館

光榮公園の公園図書館

こちらの開幕セレモニーも本来なら顔を出す予定でしたが、雨で中止になり、変更された日時も予定があり、行けませんでした。写真だけですが、景観を損なわず、うまく溶け込ませているような印象を受けました。

 

10月5日・石牌公園(本を貯めなきゃ)

公園図書館の一つ。リボンは後付け

石牌公園の公園図書館

テーマが直訳的ですが、「不可(ブークー)」と「BOOK」の韻を踏んでいます。
こちらは、木を囲むような感じで本棚が設けられていて、中に入って本を読んだり、木陰で涼んだりできるような作りになっています。子供の隠れんぼにも使え、本を手に取り時間をつぶせるのが魅力でしょうか。

 

10月20日・北投3號廣場(本と椅子の隙間)

北投3號公園

北投3號廣場

こちらの北投3號廣場は、MRT北投駅の向かいにあり、非常に便利なところにあります。そこに設けられた公園図書館は…

北投3號公園の公園図書館

北投3號廣場の公園図書館

恐竜の化石みたいに隙間が多くなっていました。その隙間を、椅子がわりに利用したり、本棚にしたりできるような作りになっていて、本棚のところはアクリル板で覆われ、中に置いた本が外気に触れないような工夫をしていました。この当時は木の原色でしたが、今は、白のペンキが塗られています。

 

10月27日・天福綠地(黄金屋)

公園図書館の棚

天福綠地の公園図書館

天福綠地は天母の新光三越の近くにある小規模の広場ですが、長安公園同様に既存の施設に鉄棒を使って簡素な本棚をテーブルの上に設けたような感じになっています。フレーズの「黄金屋」は、鉄棒の色を表している感じです。

11月10日・豐年公園(大象博士)

こちらは都合がつかず、行きませんでした。

facebookの解説によると、廃棄予定の木材を使ったものになっています。

11月16日・天玉公園(BOOK OF TREE)

こちらも都合がつかず、行きませんでした。

facebookの解説によると、電話ボックスのようなものに本棚をつけ、大人、子供問わず気軽に立ち寄れるよう、配慮がされている感じでした。

11月30日・蘭雅一號公園(うちの子の読書計画)

公園図書館の一つ

蘭雅一號公園の公園図書館

テーマに建築士の小学生の息子さんの名前があることから、その息子さんに読書の空間を捧げるような感じの作りになっています。イメージとしては、「子供の秘密基地」というのが近いでしょうか。

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