滞在最終日
この日19:45の便でトロントを離れることが決まっていたので、ホテルのチェックアウト時刻11:00までギリギリ粘ることにしました。
そこで…
荷物をまとめる一方で、テレビを見て、カナダの雰囲気を少しでも堪能しようと試みました。滞在時に多く見たチャンネルは、Sports netでしたが、翌朝の報道のほとんどはギボンズ監督最後のホームゲーム密着になっていて、過去の記録を紹介していました。
それによると、ギボンズ監督は代行時代を含め2004~08年、2013~18年の計11年、通算1582試合793勝789敗(最後のレイズ戦3試合を含まず)は球団歴代第2位、退場52回は同1位。在任中、地区優勝1回(15年)、ワイルドカード1回(16年)という記録を残していました。
忘れてはいけないのが、私が滞在したホテルのこと。
1階がストリップ劇場になっていて、夜中にそこからの大音量の音楽が部屋まで響き、時差ぼけを含め、なかなか寝付けないことがしばしばありました。午前外出する際、フロントの後方にそこに勤めている女性のロッカールームがあるらしく、その女性の悩ましい服装が時々目に入ってくることもあり、「泊まるところを間違えたんだろうか…」と何度も思いました。ものは試しで、前日の晩、1階のストリップ劇場もお金を払って入ってみましたが、今ひとつ雰囲気に乗れず、すぐに出て、部屋に戻りました。
ただ、フロントのスタッフのみなさんはとても親切で、分からないことをいろいろ教えてくれて、これが本当の救いになりました。
ホッケーの殿堂へ
チェックアウトし、荷物をホテルに預けて向かったところは…
以前、ショップになっているところを入口と間違えていたのですが、ここを見つけるまでに30分近くかかりました。
チケット料金は、大人20カナダドル、子供(4〜13歳)14カナダドル、シニア(65歳以上)16カナダドル、3歳以下は無料です。
開館時間は以下のとおりです(パンフレットに記載されている分)。
・通常期
月~金 10:00~17:00
土 9:30~18:00
日 10:30~17:00
・夏季(6月最終週~9月第1月曜日のレイバー・デイ)、クリスマス、マーチブレイク(3月初旬に設けられる1週間ほどの春休みのこと)
月~土 9:30~18:00
日 10:00~18:00
*詳細はホッケーの殿堂のホームページで
中に入ると…
アイスホッケーのユニホームや用具がたくさん展示されています。
アイスホッケーに興味がない人にはよく分からないところのように感じますが、少なくともカナダ人にとってのアイスホッケーの位置付けがどういうものかは、ここへ行くとよく分かるような気がします。
あと、スポーツショップを見に行くと、アイスホッケーのコーナーが一番大きく、道具の種類も豊富に揃っているので、そこからもうかがうことができます。
興味深いものだと、上の写真のような過去の日本代表のユニホームも展示されていて、1998年の長野オリンピック時のユニホームも展示されていました。
名称が“埼玉”西武ライオンズになってからのファンの方はご存知ないかもしれませんが、かつて広岡達朗監督と森祇晶監督時代に常勝軍団だった時のオーナーが上の写真の堤義明氏。堤氏も日本のアイスホッケーの普及に大きく貢献された方で、日本アイスホッケー協会会長も務められたことなどの功績が認められて殿堂入りしています。
他にも殿堂入りしている日本人はいますので、これも訪問した時の楽しみにしてもらえれば、と思います。
殿堂入りした人たちの紹介パネルと、NHLのトロフィー展示室があり、そこには…
NHLのチャンピオンチームの贈られるスタンレーカップが目立つところに展示されていました。
カナダのチームは長い間、このカップから遠ざかっているようですが、今年はどうなるでしょうか。